BABY×DOLL

私もしばらくの時間、待ってみた。少しアドバイスしながら…

その様子を見ながら腕時計を見て…とうとう手を出してしまった。

「琉嘉ぁ…」

私はちょっとため息をつきながら言った。

「仕方ない、か。あんまり泣かせちゃうとミルク飲めなくなっちゃうし」

「…ゴメン」

「今夜は私、仕事休みだし、セリカが慣れるように毎回一緒に面倒見ようね?」

「うん…頑張る」

彼女は落ち込んみながら、それでも私が龍之介の面倒を見てる様子を必死に見てた。

「ん…飲みっぷりはいい子よね」

「やっぱり?そう言われたよ」

「…誰に?」

私の質問にセリカは少し焦っていたように見えた。

「あ…そ、その駅でミルク飲ませようとして、やっぱり飲んでくれなくて…そこの駅員さんが助けてくれたの」

「あぁ…そうだったの。…正体はバレなかったでしょうね?」

「へ、平気だったよ」

「なら、いいけど。ハイ、終わったわよ。少し抱いてなさい」

私はあまりこの問題を気に止めなかった。
『中森セリカ』だとバレなかったのなら別にいいわ…

セリカは龍之介を抱きながら話しかけたりして、嬉しそうな顔をしていた。

「…子供は好きなのね?」