そして息も落ち着いてきた所でバッグを開き、中の様子を確認した。
…スゴい!眠ったままだ!
あんなに走ってて、結構揺れたハズなのに
まるでずっとベッドに寝かされていたみたいだ。
生まれたばかりの赤ちゃんってみんなこうなの!?
それとも、この子の性格によるものなの?!
実は赤ちゃんに触るのも接するのも初めてだったから、分からないことばっかりだった。
あたしはそぉっと彼の頬に触れてみる。
…わ!暖かいし…柔らかいし…!
初めての感触に驚いたり戸惑ったり。
あたしは……
中から赤ちゃんを抱き上げて、着ていたダウンジャケットの前を開き
胸の中でギュッと抱きしめた。
虎之介と小林仁奈の子供だからと言って、憎しみとかは湧いてこなかった。
ただ…いとおしく思えて、抱きしめた。
あたしがもし──
あのまま中絶なんかせずに妊娠していたら…今頃、出産して生まれたばかりの子供を
この胸に抱いていたに違いない…
そう考えると切なくて、自分の産んであげられなかった子供に償うように抱きしめていたくなる。
この子は生まれ変わりかもしれない…
そんな錯覚すら浮かんできて、あたしはずっと謝り続けた。
…スゴい!眠ったままだ!
あんなに走ってて、結構揺れたハズなのに
まるでずっとベッドに寝かされていたみたいだ。
生まれたばかりの赤ちゃんってみんなこうなの!?
それとも、この子の性格によるものなの?!
実は赤ちゃんに触るのも接するのも初めてだったから、分からないことばっかりだった。
あたしはそぉっと彼の頬に触れてみる。
…わ!暖かいし…柔らかいし…!
初めての感触に驚いたり戸惑ったり。
あたしは……
中から赤ちゃんを抱き上げて、着ていたダウンジャケットの前を開き
胸の中でギュッと抱きしめた。
虎之介と小林仁奈の子供だからと言って、憎しみとかは湧いてこなかった。
ただ…いとおしく思えて、抱きしめた。
あたしがもし──
あのまま中絶なんかせずに妊娠していたら…今頃、出産して生まれたばかりの子供を
この胸に抱いていたに違いない…
そう考えると切なくて、自分の産んであげられなかった子供に償うように抱きしめていたくなる。
この子は生まれ変わりかもしれない…
そんな錯覚すら浮かんできて、あたしはずっと謝り続けた。

