BABY×DOLL

『どうしよう』

って言葉しか浮かばない。

ホント、マジどうしよう!?肝心の受け渡し場所がわかんないなんて……頭悪すぎ!

こうなったら…歩いて探すしかない!

でも見つからないように歩かなきゃいけないんだから大変だった。

この病院は結構広い。その分、隠れる所も探せば見つかるくらいだったけど、言われた通りの場所と似たような造りの所が多くて

すっかり迷ってしまっていた。

──どこ?!
ここじゃないかもしれない!

さっきの場所かもしれない!

戻った方がいいのかな?それとも全然別の場所!?

──時間はドンドン近づいていく。
場所は見つからない!

焦りと苛立ちと不安が入り乱れて、すっかりテンパっていた。




琉嘉…!



ゴメン!失敗に終わるかもしれない…!


失敗に終わってしまったら──貴方の立場が悪くならなきゃいいのだけれど

とりあえず、最後まで諦めずに探すから!待ってて…!

あたしは寒いのも忘れて琉嘉のいる場所を探した。

時間を見ると、約束の時間から二分ほど過ぎている。

もうダメ?
間に合わない?


そう思った瞬間───窓から何かを出そうとしている細い腕を見つけた。