BABY×DOLL

私が了解すると、正己は一旦、私から自身を抜いて机の引き出しを引いて中からビデオカメラを取り出した。

「用意してたの?」

「うん」

楽しそうに言いながら電源を入れていた。

…だから診察室なんかに呼んだってワケね。

単純な正己。そんな所はバカっぽくて少し好き。

「よしOK!…琉嘉…」

カメラを右手で持ちながら私のムネの先に舌を這わす。

「ぁ…っ」

思わず声を洩らした。その声を聞いたせいなのか、彼はいつもより丁寧に身体中を愛撫し始めた。

「んっ…ん…ぁ…」

あれ…?
何だろう…ドキドキする。いや…ドキドキってよりは興奮してるのかな…?

正己が私自身に指を入れた時、それは私にも彼にも明確にわかってしまった。

「琉嘉…濡れてる…」

「うっ…ん…」

「ね、舐めて」

そう言われて素直に彼を口に含む。

「…たまにカメラ見て」

言われるままに目線を上げる。そして、いとおしそうに彼をせめる。

…どうしてかな?
いつもと違う感覚に、彼に何をされても感じてしまう。

彼の身体が欲しい

心は要らないけれど
今は愛したい…愛されたい──…

「入れるよ…琉嘉」

「うん…入れて…」