…そうだった。やるときは、やるなんてかっこよくきこえるけど、頑張るときはいつだって隼人がいてくれた。 全部隣であたしのことを見ていてくれた。 出来ないって泣いたときは私が出来るようになるまでずっと付き合ってくれた。 あらゆる人から雑用を押し付けられたときはそれが当たり前のように黙って手伝ってくれた。 いつも与えられるばかりで、何もしてあげられなかったけど、それでも隼人はずっと隣にいてくれた。 「なんかでもむかつく」 「え?」