「おい。」
「ん?」
「まだ無理そうなら無理していかなくてもいいんじゃね??」
「でも・・・」
「そりゃ・・・おふくろさんに怒られっかもしれねーけど・・・」
「うん。」
「でも自分が行きたくねーんならいかねーほうがいいと思うぞ?!」
「うん。」
「俺には何があったかわかんねーけど・・・。でも、そんな状態で行っても、もっとつらくなるだけだと思うぞ??」
「・・・・・・・・・・」
「誰かに相談してもいいと思う。」
「うん。」
「とりあえず。相談したくなったらいつでもいえ!!」
「うん。」
「言いたいこと言ったらすっきりするし。」
「うん。」
「考えも前向きになると思う。」
「うん。」
「そりゃー。もっとつらくなるかも知んねーけど・・・。」
「・・・。」
「でもそのままよりはいいと思うぞ!?」
「うん。」
「俺はいつでも思えの味方だから!!」
「え。」
「だからいつでも頼ってこい!!」

その言葉がどれだけ嬉しかったことだろう。
どれだけ救いになったことだろう。

今のあたしにとって・・・
とてもほしかった言葉・・・。

私は・・・
思わず涙した。
その優しさと・・・
その言葉に・・・
涙した。

「おい。何泣いてんだよ・・・。」
「ごめ・・・。ひっく・・・うれ…しくて・・・。」
「なんだよー。そんな感動したか!?」

コクッ

私は小さくうなずいた。

「ふえーん!!」

あふれ出した涙が止まらなかった。

《 俺はお前の味方だから 》

そう言ってくれて・・・
嬉しかったから・・・

涙が止まらなかった。