不良BOY






「だ、だって…な、なんで??!!」





噛みまくる私。





「あたりめえだろ。俺、記憶喪失のフリしてただけだし。だからさっき優奈が言ったこと全部覚えてるっつーの。」





あ、そうだった……。





私、神谷に騙されたんだ。





って、めちゃめちゃ恥ずかしいし!!!!





「あ、あれはね、う、嘘よ!!私があんたなんかに告白するわけないでしょ?!」





「照れるなって〜。俺、超嬉しくて大声でよっしゃー!!って叫びたくなったの我慢して黙ってたんだぜ??」





神谷の笑顔を見ると、ドキドキする。