不良BOY

｢は??じゃねえだろ｡まだ理解できねぇの??俺は優奈のこと忘れてなんかねぇよ｡｣


















｢……そ､そんなの分かってるわよ!!｣









私は嬉しくて涙が出そうなのを我慢して神谷を怒鳴り付けた｡













｢……てか､なんでそんな演技なんかしたのよ!!私､びっくりしたんだからね!!最低!!｣








｢まあまあ､怒るなって｡別に深い意味はねぇよ｡ただ優奈を脅かしてみよーかな♪みたいなノリでやっただけだし(笑)｣

















｢…………｡｣













陽気にへらへら笑う神谷に私は何も言い返さなかった｡