私は再び先生を追い掛けようとしたけど、もう足に力が入らなくてその場にしゃがみ込んだ。 神谷……嫌だよ…… 死んじゃ嫌だよ…… 記憶喪失なんて嫌だよ…… 私のこと忘れたりしないでよ…… 早く、神谷に会いたい。 だけど もう死んでたらどうしよう…… そんな不安が頭の中を駆け巡って、怖くて神谷に会えない。 神谷を失いたくない。 私を1人にしないで……。