「せ、先生に聞いてくる!!!!」 私が教室を飛び出そうとしたとき、誰かにぶつかった。 「先生!!!」 安井先生だった。 「春山さん席に着いて。」 安井先生は冷静な顔を私に向けた。 私は涙を拭いながら席に座った。 「…皆さんはもう知ってると思いますが、さっき神谷くんと横山くんが屋上から落下してしまいました………。」 先生は深刻な顔で皆に言う。