お前の将来は俺のモノ。

それにさっきから、学園中の生徒が私たちの事を見ている。


キャーーーーと叫ぶ女子生徒。


おーーーーと叫ぶ男子生徒。



「なぁ、お前気づいてねぇの?」



「え?何が??」



「お前結構男子からウケ良いみたいじゃん? まぁ、俺も女子からモテるけど。」



「へーそうなんだ・・・ってええええええええええええええええ?!?!??!??!」



私は思わず祐の耳の真隣で叫んでしまった。



「ははっ! 叫ぶなし。お前面白いな。」



祐は私に怒るどころか笑顔で私に答えた。



この時、私は不覚にも祐にドキッってしてしまったんだ。