お前の将来は俺のモノ。

「・・・・とまぁ、これ位の事かしら?何か分からない事が有れば私にいつでも聞いて頂戴。それと今から祐と、朱里さんのお部屋へご案内するわ。」



それから学園長が私と祐の部屋に連れて行ってくれた。



「わぁ・・・。私、こんなに豪華な部屋に・・・。」



「家具は好きな様にアレンジしてもらって構わないわ。いらない家具、必要な家具は私に直々言って貰えれば結構よ。」



部屋は私が想像してた大きさよりも遥かに大きい・・・。



「おい、母さん。俺の部屋にさっさと連れてけ。」



「はいはい。今から案内しますよ。・・・じゃあ、朱里さん。何か困った事があればいつでも聞きに来て構わないわ、いつでも待ってるわよ。」



そう言って矢野親子は私がこれから住む部屋から出て行った。