しとしと五月雨暖かく肌を濡らす 
時折戯れる風は冷たくケラケラと笑う 
黄昏て空を見上げ 

アナタを探したいけれど… 

時間が許してくれない 

紫陽花でもあったなら 

この足止められたのに 

水溜まりはアタシをからかい 

心の汚れを瞳に映す 

傘をさすのは雨のせいじゃない 
落ちぬ汚れに情けなく 

今さら流れる涙を隠すため 

紫陽花でもあったなら 

其処にいられたのに… 

きっと