それから二年。 わたしは六年生になった。 公くんとはよく喋るけど、あの日以来、好きな人の話はしなくなった。 そんなある日の放課後-。 「奈々、帰ろう♪」 由羽だ♪ 最初はちゃん付けだったわたしたちも今では呼び捨てで呼び合う中になった。 「今行く♪」 「奈々。」 廊下に出て由羽と帰ろうとしたら後ろから名前を呼ばれた。