声のした方向に一気に視線が突き刺さる。 声のした方向… 俺も目を向けると、 肩よりも少し長い綺麗な黒髪、睫毛が長くパッチリとした瞳…控え目に手を挙げた人物が… 「っお!?阿佐川!!やるか!?」 声の主は、阿佐川さんだった。 梨子もテンションが上がり、教卓に両手をバンッと置き、阿佐川さんに問いかけた。 梨子の教卓を叩いた音でビクッとしたところも可愛いいです阿佐川さん。