バンダナは空中を緩やかに舞い、塀の向こうへと飛んでいきそうになっている。 「っアレがないと…!!」 クラスに行けない!! そう思った俺はバンダナを捕まえるために、壁を駆け上がるイメージで思いっきり忌々しい白い壁を蹴った。