寝ぼけ顔で欠伸をする彼
ドアに頭を寄せて
目を閉じる彼
暑いのかブラウスの
ボタンを外す彼
切った髪の襟足に
手で触れる彼
私は、いつも
彼だけを見つめていた。
そんなある日、私が
最寄の駅から電車に
乗り込むと、既に先輩が
電車に乗っていた。
今日はどうしたんだろう
そう思いながら乗り込む
人に押された私は
いつの間にか彼との間に
男性一人を挟む程の距離
にいた。
こんなに近くにいては
庵先輩の事を見上げない
限り、彼を見れない。
諦めた私は、俯いて
電車に揺られていた。
ドアに頭を寄せて
目を閉じる彼
暑いのかブラウスの
ボタンを外す彼
切った髪の襟足に
手で触れる彼
私は、いつも
彼だけを見つめていた。
そんなある日、私が
最寄の駅から電車に
乗り込むと、既に先輩が
電車に乗っていた。
今日はどうしたんだろう
そう思いながら乗り込む
人に押された私は
いつの間にか彼との間に
男性一人を挟む程の距離
にいた。
こんなに近くにいては
庵先輩の事を見上げない
限り、彼を見れない。
諦めた私は、俯いて
電車に揺られていた。


