私の頭の中は、破裂寸前だった

いろんな想いが駆け巡る

どこから

整理していけばいいだろう。

まずは、この状況をどうにか
しなくては・・・
  
取り合えず、私は大きな声で
叫ぶ事にした。
  
そうすれば、店の前の
スタッフの人が
気づいてくれるかもしれない。

私が大きく息を吸って
声を出そうとしたその時

彼は力を緩め

私から離れてくれた。

彼の腕から逃れた私は
振り返らずに夢中で走り
立ち去った。