リンside

ドドドドドドドドド

バンッ!!


『オイ。俺がくつろいで本を読んでいるんだから静かに入って来い。』

「ハーハー・・・う・・・るさいっ!てかこの家・・・広すぎ!!」

そういう鈴はかなり息を切らしている。

家中走り回ったな・・・。


「そ・・・れより!!この服!!」

『あぁ、似合ってるぞ。スゲーそそる。』

「バカ!変態!ハー・・・ハー・・・。」


もろに言われるとへこむぞ。

ていうかどんだけ息切れしてんだよ!


・・・と思ったけどあえて言わないでおこう・・・。

「・・・ていうか!アンタ私の家に勝手に行ったの!?」


『なんだ・・・そんなことか・・・。』


「はーはー・・・そんなことじゃないっ!!
 勝手に入ったの!?」


『そんなことしてねぇよ。
 ちゃんとピンポンしたっつーの。
 てか、おもしろいな。お前の家族。』


・・・うん。コイツの家族ほどおもしろい家があるなら見てみたいな。