「わかってる…」



今日、帰ったら言ってみようかな…















「あ、ついたな」


気付くともう、家の前にいた。


私は涼太のほうを向いた。



「ありがとう。送ってくれて」



「いや。…ピアノのこと、なんなら俺も一緒になって言うから」




――涼太は…どうしてここまで私に協力してくれるんだろう?


そういえば、涼太と出会った時間が経ったけど未だに謎の人。



転校してきた理由やなぜ私のことを知ってるのかは、わかった。



けど・・・・



「ねぇ、りょ…」

「かーなでーー!!」