あの音をもう1度

「いろんな楽器をやったけど
私は、ピアノを夢中に弾いていた。

ただ純粋に楽しくて楽しくて。
飽きることなく毎日弾いてた」




今、思えばあの頃が1番楽しくピアノを弾けたのかもしれないな。




「小学校にあがったぐらいかな?
お父さんの進めでコンクールに出たの。

そうしたら優勝しちゃって…
私は一気に注目を受けるようになった」




きっと、ここから歯車が狂い始めたのかな?



「私は大好きなピアノで誉めてもらえるのが嬉しく今まで以上にピアノを弾いていた。

賞をとると、お父さんもお母さんも喜んでくれたし

私もいろんな曲を弾けるようになっていくのが余計に楽しかったから」