あの音をもう1度



けれど、傍にいられないことでどれだけ寂しさを感じているかを。



ずっと待たされている人が傍にいるからこそ、それがどれだけつらいことかわかってる。





だからこそ、私は早く帰ってきたいんだ--







「…楽。私達はもうそろそろ帰りましょうか」



「は?何言ってんの、お袋。時間はまだあ・・・・・っ!」




??



お母さんが見ている先を楽兄も見ると言葉が止まった。






「どうしたの?2人と・・・・っ!!!」



私も2人の視線の先をみると言葉が止まってしまった。