私に? 誰だろ?



私はこっそり紙を開いた。




そこには……



――――――――――――――
今日の昼休み、あの音楽室に来てほしい。


        鈴宮 涼太
――――――――――――――



!! あいつ…!



私はグシャッと紙を握りつぶした。



まだ私に用があるの!?
私のあんな姿を見たのに…


絶対、私の苦しんでる姿を見て楽しんでるんだ。


なんか、ムカつく…!







4時間目の授業が終わると私はすぐに音楽室に向かった。




絶対、文句言ってやるんだから!