あの音をもう1度








“ピンポーン”



インターホンを押すと待っていたかのようにドアが開いた。













「…いらっしゃい。奏ちゃん」










「こんにちは・・・バルトニアさん」




それは昨日も訪れたバルトニアさんの家。



私はバルトニアさんの申し出を受けたのだ。




涼太のためにも、

自分のためにも・・・






「じゃあ、練習始めようか」


「はい」



緊張しながらもバルトニアさんに導かれ、ある1室に入った。