涼太、バルトニアさんの話になると不機嫌になっちゃうから…ι これぐらいの嘘いいよね? 涼太の嬉しそうな笑顔で心が暖かくなる。 「さすが楽さんだな! 実は全然見つからなくて悩んでたんだよ。 早速、今日の放課後から練習だな!」 ドキッ。 放課後・・・ 『涼太くんは忙しいんだよ』 『彼には彼の仕事がある』 ――昨日のバルトニアさんの言葉が蘇る。 「仕事・・・」 「えっ?」 「涼太…、家の仕事の手伝いをしているって本当なの…?」 「―!! そ、それは・・・。誰にそれを・・・」