あんなに忘れようとしていたのに…
普通の女の子として生きようと思っていたのに…
この会場に反響する音も、
さっき感じたスポットライトも視線も全部っ・・・
体が覚えている。
この日をずっと待ち焦がれていたように心の中から思いが溢れてくる。
もっと…もっと、もっとピアノが弾きたいって――
やっとこの場所に帰ってこれたっ…
そう思うと胸が熱くなる。
あぁ…そっか。
ここに来て、このステージに立って改めて知らされる。
私は――ピアノが大好きなんだなって。
私が望んでいること。
それは・・・
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