・・・//

は、恥ずかしい…//



後ろでクックックっと笑いをこらえている人はいるし。





「すると涼太くんのおじいさんが出てきて、
『そんなに好きならやる』って言ってくださったのよ」



「そうだったんだ…」


そっとピアノに触れた。











小さいころから、ずっとピアノと一緒だった。



ピアノを弾く時はもちろん、
本を読むときも絵を描く時も…



いわば私の分身みたいなもの。










「・・・ありがとね、涼太」



「えっ?」



私は涼太のほうに向きなおった。


「このピアノがあったから私もここまで来たと思う。
だから…ありがとう」