「ちょ、ちょっとお袋!他の男を家にいれるなんて…」

「楽は奏のこと心配しすぎ。
さぁ、入って入って」



お母さんは涼太を背中を押そうとした。





「あ、すみません。詩乃さん。今日は用事があるのでこれで失礼します」



「そう?なら、また今度来てね」


お母さんは残念そうに家に入って行った。





「奏。早く家に入ってこいよ」


楽兄は相変わらず、涼太を睨みながら家に入った。













「・・・・なんかすーげぇな。詩乃さん」


クックックと涼太は笑った。




確かに…ι



でも今はそれどころじゃない。




「ねぇ、涼太。涼太って本当に鈴宮音楽メーカーの御曹司なの?」


私はじーっと涼太を見る。