陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

「だからさー。人の話聞いてる?ちゃんと寝てろっての!ほら!」

ぐいっと布団に押し込んで、ため息をつく。

「とりあえず、ここにいれば大丈夫(だとおもう)。ね?」

にっこりと笑い、幸姫はぽんぽん、と軽く肩を叩いた。

「…すまん」

諦めたように横になると、目をつむってぼそっと呟く。幸姫は小さく笑った。

「気にしなくていいよ。あ…ね、名前、聞いてもいい?私の名前は幸姫」

「…小太郎だ」

「じゃ、小太郎。ゆっくり寝てて」


幸姫は立ち上がると、そのまま部屋を出て行った。