「うぃ~…」
喜多に傷の手当てをして貰った後、泥だらけになっていた事もあり、お風呂に入ってしまいなさいと、風呂場に放り込まれた。
自分の今、おかれている状況を、湯船に浸かりながら考えてみる。
とにかく、私はお母さんと一緒に仙台に旅行に来てた。
で、姉滝に落っこちた。
そしたら、なんか変な世界にやって来て、伊達政宗の納めている奥州に今はいる。
夢だと思ってた(というか思いたかった)けど、たぶんそうじゃなくて、これは現実に起きてることだと思う。
ちゃぷん、と、お湯に浸かって少しひりひりと痛む傷を擦った。
夢の中なのに、こんなに痛いって感覚がはっきりとしてるんだもん。
たぶん、これは現実。
今、ココで殺されたりしたら、きっと。
私は死んじゃう。
はぁ、と溜息をつきながらざぶん、とお湯の中に頭まで浸かった。
喜多に傷の手当てをして貰った後、泥だらけになっていた事もあり、お風呂に入ってしまいなさいと、風呂場に放り込まれた。
自分の今、おかれている状況を、湯船に浸かりながら考えてみる。
とにかく、私はお母さんと一緒に仙台に旅行に来てた。
で、姉滝に落っこちた。
そしたら、なんか変な世界にやって来て、伊達政宗の納めている奥州に今はいる。
夢だと思ってた(というか思いたかった)けど、たぶんそうじゃなくて、これは現実に起きてることだと思う。
ちゃぷん、と、お湯に浸かって少しひりひりと痛む傷を擦った。
夢の中なのに、こんなに痛いって感覚がはっきりとしてるんだもん。
たぶん、これは現実。
今、ココで殺されたりしたら、きっと。
私は死んじゃう。
はぁ、と溜息をつきながらざぶん、とお湯の中に頭まで浸かった。


