「いたか!?」
「いや。こっちにはいない」
「ちっ…一体どこに逃げたってんだ、あのアマ!」
「女の足だ。そう遠くへは逃げていないはずだ!もっとよく捜せ!」
「へい!」
何とか山賊たちを撒くことは出来たが、とにかく必死で走り回った結果、幸姫は迷子になり、さらに山賊たちに遭遇しそうになったため、近くの茂みで息を殺して、いなくなるのを待っていた。
ってかさー、見つけられないんだから、諦めてとっととどっかにいっちゃってよ!
特大の溜息が出そうになるのを、ぐっとこらえる。
これから一体、どうしたらいいのかと、途方にくれていたときだった。
ガサガサ。ガサガサガサ。
幸姫のいた茂みとは反対方向で音がした。
「おい、音がしたぞ!そっちだ!」
山賊たちは慌てて音のしたほうへと駆け出す。
「ラッキー…」
ボソッと幸姫は呟くと、とりあえず、山賊たちに見つからないようにと反対方向へと走り出した。
「いや。こっちにはいない」
「ちっ…一体どこに逃げたってんだ、あのアマ!」
「女の足だ。そう遠くへは逃げていないはずだ!もっとよく捜せ!」
「へい!」
何とか山賊たちを撒くことは出来たが、とにかく必死で走り回った結果、幸姫は迷子になり、さらに山賊たちに遭遇しそうになったため、近くの茂みで息を殺して、いなくなるのを待っていた。
ってかさー、見つけられないんだから、諦めてとっととどっかにいっちゃってよ!
特大の溜息が出そうになるのを、ぐっとこらえる。
これから一体、どうしたらいいのかと、途方にくれていたときだった。
ガサガサ。ガサガサガサ。
幸姫のいた茂みとは反対方向で音がした。
「おい、音がしたぞ!そっちだ!」
山賊たちは慌てて音のしたほうへと駆け出す。
「ラッキー…」
ボソッと幸姫は呟くと、とりあえず、山賊たちに見つからないようにと反対方向へと走り出した。


