救急隊員が駆けつけたときには、男性はもう虫の息だった。

「お知り合いですか?」

「いえ…たまたま倒れていたのを見つけたので…」

困ったように答える。

「とにかく、一緒に来ていただいていいですか?」

「わかりました」

危険な状態だといわれ、一緒についていくことになった。