「危ない!」

突然、ぐいっと体を引っ張られた。
と、同時にどすん!と大きな音がした。

天井に出ていた梁が、炎に焼かれて支えを失い、さっきまで自分の立っていた場所に落ちてきた。
それを間一髪、政宗が助けてくれた。

一気に炎がまわる。
部屋中が炎に包まれていく。


だめ、小太郎が!


次の瞬間。
信長の動きが止まった。