陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

「ぐっ…!」

怪我をしているとは思えない俊敏さだった。
避けることもできず、そのまま伸ばされた腕に、喉を締め付けられる。


くるし…


息が出来ない。
じたばたと、もがけばもがくほど、首がさらに絞まっていくような気がした。

「さぁ、死にたくなくば、言え」

笑ったまま言う信長。

「し…らな……」

知っているならとっくに言っている。
小太郎をあんな目に合わせる前に、言ってしまっている。

さらに喉を締め付ける手の力が強くなった。