陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

「悪いんだけど、放してやってくれない?」

自分の首根っこに一点、ひんやりとしたものがあたる。
小太郎は笑いながら、クナイを退けた。

「おたくがここにいるってことは、幸姫様もここにいるってこったね」

ふぅ、と佐助が息をつきながら言う。

幸姫という言葉に、一瞬、心臓が大きくはねた。

「…なにがあったか知らないけど、幸姫様は無事なんだろうな」

小太郎のほんの僅かな変化に気づいた佐助の目が鋭く光る。

「…あぁ、大丈夫だ」

信長の様子からいっても、幸姫が殺される心配はないだろうと、確信にも近いものを感じていた。