政宗に連れられて部屋に戻ると、襖を閉めたとたん、政宗に押し倒された。
「幸姫、一体何があった」
話を聞く体制ではない、と思ったが、政宗の怒りの入り混じった表情に、私は少したじろいだ。
「何がって…その…」
小十郎の屋敷を出たときの事を思い出し、胸がズキンと痛んだ。
「…河原でさらわれたと聞いたときは、どうにかなるんじゃないかと思うくらいに心配した。…どこにも行くなと、言っただろう」
「玲子の…身代わりだから…?」
思わず口をついて出たのはその言葉だった。
心配をかけてごめんなさいと、勝手に出て行ってすみませんと、謝ろうと思っていたのに。
「なんだ、それは」
政宗が怪訝な表情を浮かべる。
「私は、玲子じゃない。お母さんとは違う」
「そんなこと、わかっている」
呆れた様に政宗は答えた。
「幸姫、一体何があった」
話を聞く体制ではない、と思ったが、政宗の怒りの入り混じった表情に、私は少したじろいだ。
「何がって…その…」
小十郎の屋敷を出たときの事を思い出し、胸がズキンと痛んだ。
「…河原でさらわれたと聞いたときは、どうにかなるんじゃないかと思うくらいに心配した。…どこにも行くなと、言っただろう」
「玲子の…身代わりだから…?」
思わず口をついて出たのはその言葉だった。
心配をかけてごめんなさいと、勝手に出て行ってすみませんと、謝ろうと思っていたのに。
「なんだ、それは」
政宗が怪訝な表情を浮かべる。
「私は、玲子じゃない。お母さんとは違う」
「そんなこと、わかっている」
呆れた様に政宗は答えた。


