陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

政宗に連れられて部屋に戻ると、襖を閉めたとたん、政宗に押し倒された。

「幸姫、一体何があった」

話を聞く体制ではない、と思ったが、政宗の怒りの入り混じった表情に、私は少したじろいだ。

「何がって…その…」

小十郎の屋敷を出たときの事を思い出し、胸がズキンと痛んだ。

「…河原でさらわれたと聞いたときは、どうにかなるんじゃないかと思うくらいに心配した。…どこにも行くなと、言っただろう」

「玲子の…身代わりだから…?」

思わず口をついて出たのはその言葉だった。
心配をかけてごめんなさいと、勝手に出て行ってすみませんと、謝ろうと思っていたのに。

「なんだ、それは」

政宗が怪訝な表情を浮かべる。

「私は、玲子じゃない。お母さんとは違う」

「そんなこと、わかっている」

呆れた様に政宗は答えた。