陽のあたる場所で 〜戦国遊戯３〜

突然、部屋に女中達が押し寄せてきたかと思ったら、着ていた寝巻きを剥ぎ取られ、赤と黄色の綺麗な紅葉の柄の着物を着付けられた。

「あの…？」

何が起こっているのかわからず、首をかしげていると、襖に一番近い女中が、そっと襖を開けて、全員が頭を下げた。

「支度が整いました」

すると、廊下から一人の男の子が現れた。


…か、かわいい。


「こちらへ」

無表情なまま、軽く頭を下げると、男の子はそのまま私を部屋から連れ出した。