陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

思わず俯き、小太郎から目をそらした。


どうしよう!!


ごまかさなくては。
そう思うものの、なかなかうまい言い訳が思い浮かばない。

握り締めた拳が汗ばむ。

「幸姫」

「は、はい!!」

名前を呼ばれて、思わず顔をあげる。

目がバチッとあう。
そらすことができない。

小太郎は真っ直ぐに見つめてくる。


長い長い沈黙が、二人の間に流れた。