呆然としている幸姫だけが、部屋に残されていた。
一瞬、幸姫の元へ戻ろうと思ったが、幸姫に害を加えられる心配は、今はないと判断し、部屋を出ていった信長の後をつけていくことにした。
部屋に戻った信長は、幸姫から奪い取ったとおぼしき物を眺めていた。
…あれはなんだ?
キラリと光るそれは、一体何のためのものなのかわからなかった。
だが、信長はそれを真剣に眺めていた。
「ふむ…」
信長の手のひらので、チャリッと音を立てるそれは、黒檀の見事な細工の施された箱の中に納められた。
暫く信長がいなくなるのを待ったが、どうやら部屋をでる気配がないので、小太郎は諦めて、部屋へと戻った。
一瞬、幸姫の元へ戻ろうと思ったが、幸姫に害を加えられる心配は、今はないと判断し、部屋を出ていった信長の後をつけていくことにした。
部屋に戻った信長は、幸姫から奪い取ったとおぼしき物を眺めていた。
…あれはなんだ?
キラリと光るそれは、一体何のためのものなのかわからなかった。
だが、信長はそれを真剣に眺めていた。
「ふむ…」
信長の手のひらので、チャリッと音を立てるそれは、黒檀の見事な細工の施された箱の中に納められた。
暫く信長がいなくなるのを待ったが、どうやら部屋をでる気配がないので、小太郎は諦めて、部屋へと戻った。


