陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

「そもそも、頭梁は世襲ではない。一族全員が認めなければなれない」

「あ…なんとなくそれは理由、わかるかも」

幸姫が納得したように言うと、小太郎も小さく頷いた。

「だから、子を作る必要はない。欲しいのならば別だが…俺は、欲しいとは思っていなかったからな」

それには首をまた傾げた。

「子を成すには、まず伴侶がいる。だが、伴侶も、子も、俺たち忍にとっては枷にしかならん」

「…どうして?」

子供や、大切な人がいれば、それだけ頑張れるものではないのだろうか?

「大事なものを作るということは、それだけ、自分の弱味を作ることになる」

小太郎の言わんとしている意味に気付き、幸姫は複雑な表情を浮かべた。