陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

だが、急に手をどけるのもおかしい。


「いや…糸屑が」

我ながら、なんと陳腐な言い訳をしたものかと呆れた。
だが、幸姫は自分の答えに疑問を持つでもなく、恥ずかしそうに笑った。

「ありがと。…だめだね、女の子なのに。あ、お母さんにもよく笑われてたかも。髪によくゴミがくっついてて」

小さな声で、ありがとうと言った後、何度か髪の毛を触っていた。


小さい頃、外で遊ぶことが多くて、しかも、近所に住んでいた同い年の子が男の子だったこともあり、よく、服を泥だらけにしたりして、母に怒られていた。

ふと思い出して笑う。小太郎が、首をかしげてこっちを見た。

「あはは…ちょっと昔のこと、思い出して」

答えた後、ふと、そう言えば、と小太郎に聞いた。