部屋の中に入ると、光秀がこっちを向いて座っていた。
「何故、ここにいる」
問われて、幸姫は苦笑いを浮かべた。
「…あんまり不思議そうじゃないですね」
言われて、光秀は小さく笑う。
「あぁ…そうだな」
…明智光秀って、どんな人なんだろ。
牢屋にいるはずの人間が、急に目の前に現れたのに、取り乱す様子はない。
どころか、まるで、来ることがわっていたかのようだった。
目の前にいる男前を見つめながら、ふと、そんなことを思った。
「何故、ここにいる」
問われて、幸姫は苦笑いを浮かべた。
「…あんまり不思議そうじゃないですね」
言われて、光秀は小さく笑う。
「あぁ…そうだな」
…明智光秀って、どんな人なんだろ。
牢屋にいるはずの人間が、急に目の前に現れたのに、取り乱す様子はない。
どころか、まるで、来ることがわっていたかのようだった。
目の前にいる男前を見つめながら、ふと、そんなことを思った。


