どうして、とか、何で、って。
何で聞かないんだろ。
隠れながら明智光秀を探す二人。
なんで、明智光秀なのか、とか、会ってどうするんだ、とか。
…私なら絶対に気になる。
廊下の角で隠れていた。
ジッと小太郎を見ながらそんなことを思う。
「どうかしたか?」
視線に気づいた小太郎。
慌てて幸姫は首を横にふる。
「あ、ううん、何でも。明智光秀…見つからないね」
幸姫の言葉に、小太郎はふと、奥に見える部屋の中に入っていく人物に視線をやった。
幸姫も視線の先をたどり、きゅっと唇を結んだ。
「…一人かな」
中に入っていく姿は、光秀のものだけだったが、中に他に人がいないとは限らない。
そっと、小太郎に声をかけたのだが、さっきまで隣にいたはずの小太郎の姿がなくなっていた。
「あれ?こた??」
キョロキョロと辺りを見回していると、不意にどこかから声が聞こえた。
「光秀は今なら一人だ」
小太郎の声に、幸姫は小さく頷くと、光秀の入っていった部屋の方へ、急いで向かった。
何で聞かないんだろ。
隠れながら明智光秀を探す二人。
なんで、明智光秀なのか、とか、会ってどうするんだ、とか。
…私なら絶対に気になる。
廊下の角で隠れていた。
ジッと小太郎を見ながらそんなことを思う。
「どうかしたか?」
視線に気づいた小太郎。
慌てて幸姫は首を横にふる。
「あ、ううん、何でも。明智光秀…見つからないね」
幸姫の言葉に、小太郎はふと、奥に見える部屋の中に入っていく人物に視線をやった。
幸姫も視線の先をたどり、きゅっと唇を結んだ。
「…一人かな」
中に入っていく姿は、光秀のものだけだったが、中に他に人がいないとは限らない。
そっと、小太郎に声をかけたのだが、さっきまで隣にいたはずの小太郎の姿がなくなっていた。
「あれ?こた??」
キョロキョロと辺りを見回していると、不意にどこかから声が聞こえた。
「光秀は今なら一人だ」
小太郎の声に、幸姫は小さく頷くと、光秀の入っていった部屋の方へ、急いで向かった。


