なんで!?
どうして!?
ガタガタと格子を揺する。
だが、しっかりとした造りのそれは、びくともしない。
不意に、小太郎の傍に明かりが灯る。どうやってついたのかはわからなかったけれど、そんなことより、明かりに照らされた小太郎が、信じられないほど傷だらけになっていることに驚いた。
「何故ここに居る」
後ろから急に声がして、思わず振り返った。
そこには、咲庵と信長の姿があった。
「濃、ここで何をしておる」
信長に聞かれて、濃姫はしれっとした顔で答える。
「あら、この娘も会いたいんじゃないかしら、と思っただけ。どうせ会わせるおつもりだったのでしょう?」
言われて信長は笑った。
どうして!?
ガタガタと格子を揺する。
だが、しっかりとした造りのそれは、びくともしない。
不意に、小太郎の傍に明かりが灯る。どうやってついたのかはわからなかったけれど、そんなことより、明かりに照らされた小太郎が、信じられないほど傷だらけになっていることに驚いた。
「何故ここに居る」
後ろから急に声がして、思わず振り返った。
そこには、咲庵と信長の姿があった。
「濃、ここで何をしておる」
信長に聞かれて、濃姫はしれっとした顔で答える。
「あら、この娘も会いたいんじゃないかしら、と思っただけ。どうせ会わせるおつもりだったのでしょう?」
言われて信長は笑った。


