慣れた手つきで、いつのまにか持っていた燭台に、明かりが灯された。
うっすらと照らし出されたその場所は、どうやら地下牢らしい、ということが何となく感じ取れた。
あまり広くはないようで、すぐに一番奥の牢の前まできた。
「…お知り合い、じゃないかしら?」
言って、ふっと明かりを翳す。
何を言っているのかわからず、首をかしげながら、明かりの奥を見た。
暗い闇が続いているそこに、なにか動くものが見えた。
よく目を凝らして見つめる。
「……!?」
まさか、と思った。
思わず傍に駆け寄ろうとしたが、直ぐに牢に阻まれた。
「こた!?」
叫び声に、奥の人物は小さく反応した。
うっすらと照らし出されたその場所は、どうやら地下牢らしい、ということが何となく感じ取れた。
あまり広くはないようで、すぐに一番奥の牢の前まできた。
「…お知り合い、じゃないかしら?」
言って、ふっと明かりを翳す。
何を言っているのかわからず、首をかしげながら、明かりの奥を見た。
暗い闇が続いているそこに、なにか動くものが見えた。
よく目を凝らして見つめる。
「……!?」
まさか、と思った。
思わず傍に駆け寄ろうとしたが、直ぐに牢に阻まれた。
「こた!?」
叫び声に、奥の人物は小さく反応した。


