「あっちょっと伊達の旦那!?」
まだ話しは終わってないのに、と、佐助は頭をかいた。
「…連れ去られたのは幸姫だな?」
幸村が聞くと、佐助は口笛を吹いて頷いた。
「ご名答。あいつ、幸姫様のこと知らないですからね。それに、幸姫様、玲子にそっくりですから」
佐助の言葉に頷き、幸村はぴゅぃっと指笛を吹いた。
すると、どこからともなく、栗毛の馬がかけてきた。
「拐われたのがどっちだったとしても、助けにいかねばならん。行くぞ、佐助!」
言うと、幸村は、馬の脇腹を軽く蹴り、馬を走らせた。
「あ、ちょ幸村様!?」
駆け足で遠ざかっていく幸村を見て、佐助はため息をついた。
「ったく。若も相変わらずだなぁ…」
コキッと首を鳴らす。
「織田の内部に、不穏な動きがあるみたいだってこと、2人とも聞かずに行きやがって…」
そう呟くと、ふっと佐助は、姿を消した。
まだ話しは終わってないのに、と、佐助は頭をかいた。
「…連れ去られたのは幸姫だな?」
幸村が聞くと、佐助は口笛を吹いて頷いた。
「ご名答。あいつ、幸姫様のこと知らないですからね。それに、幸姫様、玲子にそっくりですから」
佐助の言葉に頷き、幸村はぴゅぃっと指笛を吹いた。
すると、どこからともなく、栗毛の馬がかけてきた。
「拐われたのがどっちだったとしても、助けにいかねばならん。行くぞ、佐助!」
言うと、幸村は、馬の脇腹を軽く蹴り、馬を走らせた。
「あ、ちょ幸村様!?」
駆け足で遠ざかっていく幸村を見て、佐助はため息をついた。
「ったく。若も相変わらずだなぁ…」
コキッと首を鳴らす。
「織田の内部に、不穏な動きがあるみたいだってこと、2人とも聞かずに行きやがって…」
そう呟くと、ふっと佐助は、姿を消した。


