「どうしたの?」
にっこりと笑う愛姫に、幸姫ははっと顔をあげた。
「…政宗さまのこと、大事なのね」
愛姫の言葉に、何も答えられなかった。
「私は、あなたのように一緒に戦場へついていってあげたり、お守りすることができないから。…少し羨ましいわ」
言われて、幸姫は泣きそうになる。
少しだけ、寂しそうな愛姫の表情に、自分のしでかしたことが、重く、後悔の念としてのしかかってきた。
「どうか、これからも政宗様を守ってあげて」
愛姫はそういうと、お大事に、と言い残して、そのまま部屋を出て行った。
幸姫は、そのままその場にへなへなと座り込んだ。
にっこりと笑う愛姫に、幸姫ははっと顔をあげた。
「…政宗さまのこと、大事なのね」
愛姫の言葉に、何も答えられなかった。
「私は、あなたのように一緒に戦場へついていってあげたり、お守りすることができないから。…少し羨ましいわ」
言われて、幸姫は泣きそうになる。
少しだけ、寂しそうな愛姫の表情に、自分のしでかしたことが、重く、後悔の念としてのしかかってきた。
「どうか、これからも政宗様を守ってあげて」
愛姫はそういうと、お大事に、と言い残して、そのまま部屋を出て行った。
幸姫は、そのままその場にへなへなと座り込んだ。


