「信長…」
ぽつりと呟く小太郎の声に、幸姫ははっと我に返った。
「こた…どこにも行っちゃだめだからね」
幸姫の言葉に、小太郎は何も答えない。
…違う。多分違うはず。
だって、本能寺の変は5月とか、春先だったはずだもん。
今はもう収穫の秋だもの。
「お願い、こた。…ううん、小太郎、これは命令よ、どこにも行っちゃだめ」
幸姫が言うと、小太郎は何も言わず、その場から消えた。
「こた!?こた!!」
幸姫の声はむなしく、ただ、部屋の中に響き渡っただけだった。
ぽつりと呟く小太郎の声に、幸姫ははっと我に返った。
「こた…どこにも行っちゃだめだからね」
幸姫の言葉に、小太郎は何も答えない。
…違う。多分違うはず。
だって、本能寺の変は5月とか、春先だったはずだもん。
今はもう収穫の秋だもの。
「お願い、こた。…ううん、小太郎、これは命令よ、どこにも行っちゃだめ」
幸姫が言うと、小太郎は何も言わず、その場から消えた。
「こた!?こた!!」
幸姫の声はむなしく、ただ、部屋の中に響き渡っただけだった。


