「小十郎さんにも怒られるよ」
「大丈夫だ」
「………」
何が大丈夫なのか、さっぱりわからん!
そう思いながら、幸姫は痛みを伴わずに動ける範囲を確認していった。
うん、大丈夫。
この間より動けるようになった。
うんうん、と頷きながら、幸姫は小袖を羽織った。
「…あの忍はどうした?」
急に政宗に聞かれて、幸姫はうん?と目をぱちくりとさせた。
「こた?いるよ?…こた!」
呼ぶと、小太郎がふっとどこからともなく現れた。
「こたに何か用?…言っとくけど、もう勝手に、こたにあれこれ命令しないでよね?」
怪訝そうな表情で、政宗を見ると、政宗はふぅ、とため息をついた。
「大丈夫だ」
「………」
何が大丈夫なのか、さっぱりわからん!
そう思いながら、幸姫は痛みを伴わずに動ける範囲を確認していった。
うん、大丈夫。
この間より動けるようになった。
うんうん、と頷きながら、幸姫は小袖を羽織った。
「…あの忍はどうした?」
急に政宗に聞かれて、幸姫はうん?と目をぱちくりとさせた。
「こた?いるよ?…こた!」
呼ぶと、小太郎がふっとどこからともなく現れた。
「こたに何か用?…言っとくけど、もう勝手に、こたにあれこれ命令しないでよね?」
怪訝そうな表情で、政宗を見ると、政宗はふぅ、とため息をついた。


