陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜

「なんだと」

政宗が大きな声で言う。
その声に、はっと我に返った。

と、その時だった。

馬の蹄の音が聞こえてきた。


近い!?


「政宗!」

思わず叫び、政宗を横から押し倒すようにして体当たりをする。

「ぎゃぁ!」

声の方を見ると、政宗とさっきまで話をしていた足軽が、地面に崩れ落ちるのが見えた。

「え…」

夜であたりは暗いのに、なぜか飛び散っている血が、真っ赤に、鮮明に目に映った。